現在の1万円札にもなっている福沢諭吉。
福沢諭吉が著した有名な本「学問のすすめ」
なんと350万の人たちに読まれたものなんです
明治のあの時代にここまで読まれるのはすごいですよね
明治の人口を考えたら10人に一人が読んでいると言えます
あの時代の人の意識もすごいですよね
今回はそんな「学問のすすめ」の個人的にためになったものを紹介します!
学問を学ぶわけ
「天は人のうえに人を造らず、人の下に人を造らず」
「学問のすすめ」の夏季はじめとして有名な言葉ですが意味を知っていますか
人は生まれながらにして、平等であるという意味の言葉です
しかし、この世の中には賢い人と愚かな人の2種類の人間がいます
その違いは何か
学問を学ぶか、学ばないかです
「人は学ばなければ、智はない。智のないものは愚かな人である」
という言葉が使われています
では何を学ぶべきか
福沢諭吉は普通の生活に役立つ実学を一生懸命にやるべきだとしています
例として、経済、政治、外国語が挙げられています
大事なことは、人としての当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、それぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性を備えることです
学問で重要なこと
福沢は学問で重要なのは、それを実際に生かすこと。
実際に生かせない学問は学問でないのに等しい
読書は学問の技術であって、学問は物事をなすための技術に過ぎない
観察し、推理し、読書をして知見を持つこと
物事の様子を比較し、上を目指すこと
自己満足をしないようすることが大切です
学問は判断力を確立する
学問は判断力を確立するためにあるとしています
信じる、疑うということについては、取捨選択のための判断力が必要
ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を見つけたのもこの判断力にあります
信じることには偽りが多い
だからこそ、判断力というのは重要なんです
この本では孔子の言葉が使われています
「自分であれこれ考えるのは、学ぶことにはおよばない」
人望を得るには
人望とは、実際の力量や財産が多くあるだけでは得られるものではない
その人の活発な知性の働きと、正直な心という徳を持って次第に獲得していくものとしています
また、表情や見た目にも気を遣おうと言っています
表情や見た目が快活で愉快なのは人間にとっての徳の一つになる
人付き合いの上で大切です
この本で見た目についても触れているのは意外ですね
まとめ
今回は「学問のすすめ」の紹介をしました
2024年には紙幣が変わり、福沢諭吉ではなくなります
その前に福沢諭吉の著書「学問のすすめ」をぜひ読んでほしいです
この本は、明治の時代の人たちにとってとても重要な本ですが、現代の我々にも役立つことがたくさん書かれていました
この本は日本最大のビジネス書と言えます
私が読んだのは、ちくま新書の「現代語訳 学問のすすめ」訳=斉藤 孝
です。非常に読みやすいのでおすすめです
これでも難しいと感じる人は「マンガでわかる学問のすすめ」がいいかもしれません
以上です!
コメント